子どもにキツく当たる私はダメな母親?

今日も仕事を終えて、クタクタになって帰宅。

そんな中、子どもが宿題していなかったり、思うようにご飯を食べてくれなかったり、自由奔放にしていたら…つい、雷を落としてしまうこと、あると思います。

そんな時、ふとよぎる疑問。

「子どもにキツく当たる私はダメな母親?」

まず、そんなことは絶対ありません。むしろ、今のあなたは一生懸命頑張りすぎて心の余裕がなくなっている証拠。だからこそ、もっと自分のこと、大切にしてくださいね。

私自身、一度どん底まで経験したからこそ、心からそう思えるようになったし伝えたいことなので、読んでもらえたら嬉しいです。

自分を後回しにして、産後うつに

比較的最近出会った方は驚かれるかもしれませんが、私は息子が2歳になる前、産後うつを拗らせて精神科の病院に1ヶ月半入院していたことがあります(約9年ほど前のお話です)。

今はこんなに「子育てって楽しい!」「子育ても自分のやりたいことも楽しもう!」とかキラキラしていることを言っていますが、以前は全然キラキラどころか毎日が災害なんじゃないかってレベルで先が見えない毎日を送っていました。

少し、結婚前のお話をさせていただくと…。

私は元々、自他共に認める自由人。自分のワクワクセンサーに従って動いていく。そんな人間でした。

なので、やるかどうかも「面白いか?面白くないか?」で決めてきていたし、気乗りしないことがあれば全然断る。逆に何が何でもやりたいことは可能になるまでやり続ける。そんな人間でした。

なので、私が結婚を機に退職して元夫の住む土地に引っ越したことも、出産したことも周りから見たら本当に驚きだったんです。

「まさか、まりが結婚して、お母さんになるなんて」

って。

そんな私が、結婚・出産したら、家族優先。自分のことは後回しが当たり前。そう思い込んで生活したらどうなるか…お察しの通りです。

退院してすぐの私。表情が全然違う。

子どもは可愛い。でも、1人の時間が欲しい。やりたいこともやりたい。
その思いとは裏腹に、この時の私は自分の食べたいものを選んで食べるということさえ出来ないくらい他人軸で生きていました。

そして産後うつを拗らせ、自殺未遂。
入院生活に突入することになったのです。

自己犠牲の結果、子どもに悪影響が

自分のことを後回しにして、子どものために生活しだすと、いろんな悪影響がありました。子どものためにと思って生活しているのに、です。

まず自分がイライラする。

「私はこんなに我慢してるのになんでいうこと聞いてくれないの?」
「私はやりたいこと我慢してるのに仕事してるだけで贅沢じゃん」
「私はやりたくない料理だってやってるのに全然食べてくれない」

全部矢印が自分に向いてる。
誰から頼まれたわけでもないのに勝手に我慢して勝手にイライラして勝手に当たる。

そりゃ、家庭の空気も最悪になりますよね。でも当時の自分は自分が起点となって悪循環が起きているなんて気づきもしなかった。

そのうち、息子の癇癪がひどくなって1〜2時間は泣き止まないなんて当たり前。チックも始まって、いろんなところに症状として出るようになってしまいました。

そこに自分自身が入院したことで「このままじゃいけない!」流石に自分を変えなければと思い、生き方、子どもとの関わり方を変えよう。そう思いました。

そこからたくさん学んで実践して失敗して改善して。今があります。

また私がどんな風に息子と関わっているのかは別の記事で書こうと思いますが、そこから私たちの関係性はグッと変わったのは間違いありません。

その後、自己理解をして自分のやりたいことを明確にして「私」の時間も「母」の時間も全力で楽しむようになったら、さらに一気に表情が変わりました。

そして何より、やっていることは多いはずなのに、心に余裕が生まれはじめました。

今日から自分を満たそう!

そんな私の体験からも、自分のことを大切にすると自分だけじゃなくて家族にとってもいい影響がある。そう思ったので、心の余裕を作っていくために私がやっていることを紹介したいと思います。

自分と子どもは別の人間だと認める

自分と子どもは親子だけど別の人間。そこが認識できると「なんで私の子どもなのにわかってくれないの?」という思い込みがなくなります。

この思い込みがなくなるだけで、私はかなり肩の荷が降りて余裕が生まれました。

自分の食べたいものを食べる

特に子どもが小さい時は「このお店だったらみんな食べられるかな?」と自分が何を食べたいか?ではなく何なら子どもが食べられるか?で選んでいました。なので気づけば毎日うどんを食べていたり笑

まずは1食からでいいので「何を食べたい?」と自分の心に聞いてみましょう!

子どもに口出ししない

子どもは失敗して育ちます。だから「親元を離れる18歳くらいまでにできるようになってたらいいなぁ」それくらいの感覚で見守るようにしています。

失敗しないことより、失敗してどう軌道修正していけるかの方が大切なので、信じて任せてみませんか?

苦手なことは手放す

苦手なことはどんどん手放して時間的余裕を作りましょう。私は料理・掃除はほとんど手放しました。料理は外注、掃除はものをなるべく減らし、たまにクイックルワイパーをかける程度。

その分、得意なことで周りの役に立っていこうと決めました。そうすると自然と苦手なことをする時間も減るのでイライラする時間が圧倒的に減りました。

自分のやりたいことを全力でやる

自分のやりたいことを全力で。これは100%の時間をやりたいことに注ぐ、というわけではありません。だって私は子どもとの時間も大切にしたいから。

ただ「子どもがいるから」という理由で、自分の人生でやりたいことを諦めてほしくない。ということです。

「お母さんも自分の人生、本当にやりたいことをやっていくよ」
「だから、あなたも思いっきりやりたいことやっていいからね!応援してる!」

そんな親子関係でいられた方が、対等で、お互いを尊重し合える。そんな気がしています。

まだまだ私も試行錯誤しています。
それでも、毎日楽しい!って思えるようになったのは、心に余裕が持てるようになったから。そんな気がします。

最後までお読みいただきありがとうございました!

福永まり

「子育てするから自己実現」をテーマに親も子もやりたいことを楽しむヒントを発信|他人軸子育てから産後うつに→自己理解で自分の人生を取り戻す|自己理解コーチ

関連記事

PAGE TOP