「子どもに優しくしたいなら、旅にでよ」
これは私が、確信している考え方です。
旅と子どもと優しさ?どう関係あるの?
そう思うのが自然かと思います。結論「1ヶ所に留まっていると固定観念が出来上がって、当たり前ができていないとイライラするよね。だから固定観念を破壊するために旅に出よう」ということです。
結論としては以上なのですが、少し詳しくお話ししたいと思います。
人は自分の経験の中から常識を作る
「これ常識だよね」
「なんで当たり前にできないの?」
そんな言葉があると思いますが、この常識や当たり前って何から作られていると思いますか?これは自分が普段どんな経験をしていて、どんな人と関わっているか、で決まってきます。
同じ人としか関わらず
同じ場所に留まって
同じ行動しかしていなかったら
知っていることは増えます。
確認しなくても暗黙の了解で進められることも増えます。
だからこそ、いつもの流れから”外れた状態”が起こってしまうとイライラするし、不満が募る。でも一歩外に出たら、その当たり前って全然通用しない。そんなことたくさんありますよね。
固定観念こそ、優しさをなくす原因
これって当たり前だよね。
こうあるべきだよね。
その固定観念が、人を優しさから遠ざけている。そう感じます。
もし、お母さんが料理をするというのが当たり前じゃなかったら、料理してくれることに感謝するだろうし、子どもが朝起きてくることが当たり前じゃなかったら起きてきてくれて感謝するだろう。街にゴミが落ちていなくて綺麗だったら、ポイ捨てしない地域の人に感謝すると思う。
でも、固定観念は「そうすることが当然」の思考に向かう第一歩。
人を優しさから遠ざける第一歩。
だからこそ1つでも固定観念を破壊して「今の日常が当たり前じゃない」そう思う必要があると思うのです。
当たり前と思わず、すべてのことに感謝しよう
今日、目の前の大切な人が生きている。
笑顔で語りかけてくれる。
それって、当たり前のようで全然当たり前じゃなくて、ある日突然終わりを迎えるかもしれない。
それこそ、親子がこの先ずっと一緒に住むこともない。子どもはいずれ巣立っていく存在だから。
私は高校卒業のタイミングで独り立ちするように息子に伝えているので、残された時間はあと7年。あと7年でどれだけの経験が一緒にできるかな?時間を過ごせるかな?と考えます。
そう考えたら、今、この日常が決して当たり前ではない。
でもそのことをつい忘れてしまいそうになるので、そんな時は旅にでて、凝り固まっている固定観念を破壊しにいきます。
私のもとに生まれてきてくれてありがとう。
いつも笑顔でいてくれてありがとう。
そう心から言えるように、当たり前、なくしていきましょう!